おすすめコース

日光東照宮・二荒山神社・輪王寺を中心とする日光山内(さんない)をめぐる旅

  • 日光
  • 橋
  • 暮らし・歴史
  • 滝
  • 河川
  • 湖沼
  • 車でラクラクレベル
  • 駐車場から歩いてすぐレベル
  • その他

コースのご紹介

世界文化遺産の日光東照宮・二荒山神社・輪王寺の2社1寺を中心とする日光山内(さんない)の中には多くの文化遺産や水にまつわる豊かな自然が広がります。「もう一つの日光」として紹介されてきた「滝尾のみち」と「憾満のみち」のなかから水のある風景を求めて、ぶらぶら散策します。基本的に歩きのハイキングですので、歩きに適した運動靴やザック、雨具、水などは必需品。1日で全てを歩くには中級でしょうが、「滝尾のみち」((1)から(5)まで)と「憾満のみち」((6)から(9)まで)と2つに分ければ、だれでも歩ける初級編です。
文:日光 水の旅案内人 増田 俊雄(栃木県勤労者山岳連盟 会長)

ご案内する水の風景

  • 神橋(日光二荒山神社)

    神橋(日光二荒山神社)

    日光山内(さんない)をハイキング・水のある風景を歩く旅の出発点は、大谷川に架かる神橋です。国道120号の大谷川に架かる長さ28mの総朱塗りの美しい橋で、国の重要文化財になっています。天平神護2年(766年)日光開山の祖・勝道上人一行が、ここの激流を渡れず神仏に祈ると深沙大王が現れ、赤青2匹の蛇を投げて両岸を結び上人らを渡したと伝わっています。「山菅の蛇橋」と呼ばれていましたが、寛永13年(1636年)に神橋と改名されました。明治38年(1905年)に再建された橋は、二荒山神社が管理していて、渡れますが通りぬけできません。橋の先は太郎杉です。大谷川の清流を神橋の上から眺めてはいかがですか。

    神橋(日光二荒山神社)スポット情報はこちら

  • 逍遥園(日光山輪王寺)

    逍遥園(日光山輪王寺)

    世界文化遺産の2社1寺を歩くと、小さな道々の側溝まで清流がほとばしるように流れています。稲荷川水系の水を引いていますが、とにかく豊かな水とその水量の多さに驚きます。神橋からは山内の輪王寺三仏堂を目指しますが、三仏堂は現在修理中。その南側に日光山輪王寺・宝物殿と逍遥園があります。逍遥園は池泉回遊式の庭園で、小堀遠州の作として伝えられ、輪王寺宮法親王の庭として江戸初期に造られたとのことです。鶴亀の中の島など琵琶湖の近江八景を模したといわれています。ボタンやサツキの咲く5月中頃と紅葉期は格別に美しく、紅葉期にはライトアップもあります。

    逍遥園(日光山輪王寺)スポット情報はこちら

  • 御水舎(日光東照宮)

    御水舎(日光東照宮)

    輪王寺から東照宮表参道に出て、東照宮表門をくぐり、左手に進むと四隅に3本づつ建てた花崗岩の石柱と唐破風の屋根が印象的な御水舎に突き当たります。今ではどこでも参拝者が身を清める御手洗がありますが、その元となったのがこの御水舎。それ以前は川や湧水で身を清めていたそうです。伊勢神宮がそうですよね。この御水舎は元和4年(1618年)佐賀鍋島藩主鍋島勝茂が奉納したもの。飛龍や立浪など水に関係した彫刻も必見。水はサイフォンの原理で噴出していますのでこれも必見。

    御水舎(日光東照宮)スポット情報はこちら

  • 白糸の滝

    白糸の滝

    東照宮の北に位置する「滝尾のみち」は静かなたたずまいが楽しめる修験者のみちです。見るものも多く、開山堂、勝道上人の墓、産の宮、大小べんきんぜいの碑などが続き、天狗沢に架かる白糸の滝に出ます。白糸の滝は滝尾神社手前の天狗沢にある高さ10m弱の滝で、2段になって滑り落ちています。滝尾を開いた空海が修行したところと伝えられ、滝下が池となって小玉池とも称したともいわれます。夏場の照りつけるような灼熱の昼、滝口に立って滑り落ちたい衝動にも駆られますが、まず無理でしょうか。

    白糸の滝スポット情報はこちら

  • 酒の泉(日光二荒山神社別宮滝尾神社)

    酒の泉(日光二荒山神社別宮滝尾神社)

    滝尾神社を目指して登り、境内を裏手に回り込むと酒の泉と呼ばれる小さな池があります。周囲は柵で囲まれた湧水の霊泉です。すぐ前の天狗沢が濁っても決して濁ることはない、涸れることはないと言われた霊泉ですが、見た限り現状は水量も少なく、こんこんと湧きあがる感もなく厳しい感じがします。ここの水は酒の味がするとのことで、この水を元水として酒を造ると良酒ができるといわれ、県内の酒蔵の崇敬が篤く、酒造家たちで酒泉講が結成され、祈醸祭・報醸祭が行われます。この泉は功徳池と呼んだようで、弁財天が祀られています。

    酒の泉(日光二荒山神社別宮滝尾神社)スポット情報はこちら

  • 石升の道

    石升の道

    ここからは、憾満のみちになります。神橋からは国道120号を西に向かい、日光市総合会館から左手に折れて浄光寺を目指します。浄光寺の表参道には、自然石で造った珍しい石升の簡易水道があります。現在でもこんこんと水は流れて升より水を落としていますが、わずか8基を残すだけとのことです。形は自然石の外側を丸く削り、中を升状にえぐったものであり、栓を抜くと冷たい水がほとばしります。、大正時代の水道として利用されていました。水源は近くの湧水ですが、現在は飲料には使われていないとのこと。大正時代にこのような簡易水道が日光に出来ていたことにもびっくりしますが、かつては飲水だけではなく、野菜を洗ったり、打ち水にしたり、たくさんの用途があったのでしょうね。

    石升の道スポット情報はこちら

  • 憾満が淵

    憾満が淵

    浄光寺から含満大谷橋を渡り、つきあたりが憾満が淵です。憾満が淵は男体山から噴出した溶岩によってできた景勝地で、大谷川の激流が荒れ狂い溶岩を削り落として、自然の造形美を創出しました。また、古くから不動明王が現れる聖地として知られ、晃海大僧正が真言の最後の句「カンマン」をとり、憾満が淵と名付けられたといいます。「がんまん」でなく清らかに「かんまん」が正しいらしい。元禄2年(1689年)には、松尾芭蕉も奥の細道行脚の途中立ち寄っています。ここは「並び地蔵」、「百地蔵」こと「化け地蔵」でも有名ですが、あなたも数を数えて間違いないかチェックしてみてはいかがですか。対岸は東京大学附属植物園分園です。

    憾満が淵スポット情報はこちら

  • 田母沢御用邸の池

    田母沢御用邸の池

    再び浄光寺まで戻り、国道120号を西に行けばほどなく日光田母沢御用邸記念公園です。建物は、大正天皇が皇太子のときに静養地として建てられた御用邸で、大正天皇は大正14年(1925年)まで、毎年のように夏をこの地で過ごされたとのことです。大正9年(1920年)に現在の形が完成しましたが、明治・大正期に建てられた御用邸の中で最大規模を誇る木造建築物となっています。御用邸の庭園ですが、園内を流れるせせらぎと池を配置し回遊できるようになっています。池の周りにでは、年間を通じて四季折々の花々が可憐に咲き誇ります。また、春の樹齢400年のシダレザクラの開花時期と紅葉の時期は最高です。

    田母沢御用邸の池スポット情報はこちら

  • 東京大学附属植物園日光分園

    東京大学附属植物園日光分園

    田母沢御用邸記念公園の西隣が東京大学附属植物園分園です。本園は東京都文京区にある「小石川植物園」で徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がおおもととなっています。植物園の一部は田母沢御用邸の敷地であったこともあり、避暑で訪れていた大正天皇も好んで散歩していたそうです。園内には田母沢川が流れ、多くの池や湿地が点在し、水生植物群落や湿地性の植物も豊かです。園内には、特殊な生育条件を必要とするロックガーデン、ボッグガーデン、シダ園が造られていますが、ボッグガーデンとは、湿原植物を育てるために設けた湿地園で、約100種類が栽培されているとのことです。春夏秋冬、2,200種の植物に出会えますが、やはり春の花咲く時期が、私は一番好きかな。

    東京大学附属植物園日光分園スポット情報はこちら

※本サイトに掲載している日光の水風景は、「日光水のある風景百選」から紹介しています。
※このホームページでご紹介する水のある風景には、社寺や事業者、個人などが管理する土地などが含まれる場合がございます。
管理者の迷惑にならないよう、また、貴重な自然を荒らすことのないよう、十分にご配慮ください。
※本サイトに掲載している水風景へお出かけの際は、安全に十分ご注意ください。
本サイトの情報に起因する損害等について、日光市ではその責任を負いかねます。情報はご自身の責任の上でご利用ください。